鼻の病気について

アレルギー性鼻炎・花粉症

鼻の中で起こるアレルギー反応で、症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりです。ダニ、ハウスダスト(ほこり)や、春のスギ、ヒノキ、初夏のカモガヤなどのイネ科植物、秋のブタクサなどの花粉が原因となります。1年中、どこにてもあるダニやほこりが原因の場合は、通年性といって年中症状があるため、治療が長くなります。一方、花粉症は原因の花粉が飛んでいる時期に症状がでます。何が原因かで治療の内容がかわるので、血液検査で鼻炎の原因物質(アレルゲン)を調べることが大切です。アレルギーをおさえるお薬や、舌下免疫療法(スギに対する治療は、スギ花粉が飛んでいない時期(6~12月)に開始します。ダニに対する治療は、いつでも開始できます。)が効果的です。それでも治らない場合は、大きい病院での手術(鼻づまりの原因の骨をとったり、アレルギーの神経を切ったりする手術)をおすすめすることもあります。

副鼻腔炎(ふくびくうえん)・蓄膿症(ちくのうしょう)

菌やウイルスが鼻で感染を起こし、副鼻腔(ふくびくう)という鼻やほっぺたの奥の骨でかこまれたところに膿(うみ)がたまる病気です。
汚い色の鼻水(膿性鼻汁)や鼻血がでたり、鼻にポリープができたり(鼻茸)、においがしなくなったり(嗅覚障害)、頬っぺた、おでこ、目の奥が痛くなったり(頬部痛、前頭部痛、眼窩部痛)する症状の病気です。また、むし歯が悪化したときになることもあり(歯性上顎洞炎)、風邪がほとんど治っているのにもかかわらず、からむような咳がつづくとき(後鼻漏)、その原因になっていることもあります。お薬の治療でもなかなか治らない場合(慢性副鼻腔炎)は、大きい病院へ紹介して内視鏡手術をおすすめすることもあります。

鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)

鼻の穴を左右に分けている壁が極端に曲がっている状態です。ひどい場合は、鼻づまり、口呼吸になる、などの症状に悩まされることもあります。また、これがあることで、風邪や花粉症のときの鼻づまりがさらに悪くなっている可能性があります。手術の効果があると判断した場合は、大きい病院へ紹介して内視鏡手術をおすすめすることもあります。

その他の病気

鼻閉、肥厚性鼻炎、嗅覚障害、鼻出血症、鼻骨骨折、好酸球性副鼻腔炎、鼻副鼻腔真菌症、鼻腔腫瘍、鼻腔癌

*入院や、通院でもよりくわしい検査や専門的な対応が必要な病気や症状はそれぞれおすすめの病院へ紹介します。

滝本耳鼻咽喉科・めまいクリニック
診療時間
めまい専門外来(完全時間帯予約制):火曜日 13:00~15:00
休診:木曜・日曜・祝日
日祝
9:00~12:00
15:30~18:30
院長
滝本 泰光
診療内容
耳鼻咽喉科
電話
06-6831-5564
所在地
〒565-0874
大阪府吹田市古江台4丁目2-60
北千里医療ビル4F
最寄駅
阪急千里線 北千里駅(徒歩:2分)

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